『エムセップクエスト』を開発した私たちは、日本中のものづくり企業や大学・研究機関のお仕事、ひいては社会の役に立ついろいろなプログラムをつくっている会社です。お届けするプログラムには、ロボット・ドローン・人工知能・MR（拡張現実）など、さまざまな最先端技術を取り入れていますが、どんなに技術革新が進んでも、日々の仕事の根幹となるのは、創業当初の30年以上前から変わらず、プログラミング的思考であり続けています。
▶私たちの会社情報はこちら（弊社のコーポレートサイトにジャンプします）
社会の大きな変化は、人によっては、追い風のようにも、向かい風のようにも捉えられます。私たちは、「少しでも多くの子どもたちが、どんな変化も追い風と捉えて世界へと羽ばたいていけるよう、私たちエンジニアにできることはないだろうか」と考えました。
「一度しかない学校生活で、子どもたちが端末の操作だけでなく、プログラミング的思考も実践して、社会までつながる学びを楽しむきっかけをあげよう。」そう思い立った私たちは、賛同いただけた地域の小学校や市と連携して、プログラミング的思考を実践する機会をお届けすることにしました。
▶小学校におけるプログラミング教育について詳しく知りたい場合はこちら（文部科学省・総務省・経済産業省の特設ポータルサイトへジャンプします）
3コマの授業のうち、最初の1コマはパソコンはお預け。なぜなら、パソコンなどの端末は、子どもの興味は惹きやすいけれど、ひとりでに論理的思考を育んではくれないからです。まずは、プログラミングの考え方とその必要性を直接体験し、「へぇ～、そうなんだ！」と子どもの腑に落とします。その後、パソコンやロボットといった道具を使って、荒削りの思考を洗練させていきます。最後に、磨き上げた思考の成果をクラスメイトや先生と認め合うことで、「（大人に言われた通りでなく）自分たちで考えてできた！」という自己効力感や「難しくていいから、次（の課題）もやりたい！」という挑戦意欲へとつなげていく……というのが、連携授業の大まかな流れです。
授業実施先一覧
2019年度
高崎市
- 高崎市立片岡小学校
- 高崎市立新高尾小学校
- 高崎市立金古小学校
- 高崎市立新町第二小学校
- 高崎市立入野小学校
伊勢崎市
- 伊勢崎市立広瀬小学校
2020年度
前橋市
- 前橋市立永明小学校（新聞記事）
- 共愛学園小学校
高崎市
- 高崎市立中央小学校
- 高崎市立南小学校
- 高崎市立東小学校
- 高崎市立片岡小学校
- 高崎市立新高尾小学校
- 高崎市立新町第二小学校
伊勢崎市
- 伊勢崎市立広瀬小学校（新聞記事）
太田市
- 太田市主催アントレプレナーアカデミー「プログラミング連続講座」（特設サイト）
連携授業では、保護者、先生、教育委員会の方といった、見守る大人の皆さんが「難しいのではないか？」と心配するような課題も、子どもたちは達成してくれます。もちろん、易々とはいきません。取り組む中で頭を抱えたり、うめき声が聞こえてくることもあります。そのような悩み・苦しみを体験した彼ら・彼女らに、「必要な動きを分けて考えて、対応する命令に置きかえて、組み合わせる。そうして形にしたアイディアを、試行錯誤しながら改善してもらう」ことを意図した声掛けを行うことで、「ああっ、そういうこと?!」という気づき、「できた！チョー気持ちいい……」という喜びにつなげていきます。悩みや苦しみの苦さと、乗り越えた先の気づきや喜びの甘さを知っているからこそ、人は、その後も自分から学んでいこうと思えるようになるのではないか、と私たちは考えているからです。
また、子どもたちを見守る大人の方からも、「何かをするときにどんな段取りでやると良さそうか、より考えるようになった。」「授業の数か月後、クラスのアイディアを設計図にまとめた子がいた。」といった、変化を感じさせるありがたいお言葉も頂くこともできました。
（前略）コンピューターに話しかけることができれば便利にくらせる。プログラミングの学習は、伝えることのトレーニングになる。やり方を考えて、他にもっと良いやり方がないか探すトレーニングにもなる。という最後のメッセージは、本当にその通りだと思いました。（後略）
ある小学校の先生のお手紙より
学びの芽を枯れさせずに育んでいくためには、子どもを見守る大人の理解と協力が欠かせません。連携授業は、「子どもに何かしてあげたいけれど、どうすればいいかわからない」と悩まれていた方たちにも、ひとつのやり方をお見せすることができました。
しかし、連携授業は、いっとき、限られた人数にしか届けることができません。より長い時間をかけて、より多くの子どもたちに、学びを楽しむきっかけを届けたい。そう考えた私たちは、あるアイディアを形にするプロジェクトを立ち上げました。
お求めはこちら
