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エムセップについて

CONCEPT

エムセップ(MSEP: Measurement System Engineer Program)とは、機械・電気電子・情報分野のテクノロジーを駆使して、社会に役立つ計測・制御システムを開発するエンジニアを目指す方のための教育カリキュラムです。

計測制御システムエンジニアって何︖

「計測制御システムエンジニア」という言葉を初めて知る方もいるかもしれません。
この「計測制御システムエンジニア」という言葉には、多くの技術者たちが連綿と積み上げてきた、計測・制御技術とシステム開発技術とをつなぎ、未来の社会における課題をモノづくりを通じて解決していく、という私たちの想いが込められています。

システム

システム

ある目的を達成するために選ばれ、組み合わせられた色々なもの(ハードウェア、ソフトウェア、人間)のまとまり。
例えば、ゲームはもちろん、自動車、家電、ロボット、工業プラントもシステム。

計測・制御技術

計測・制御技術

ある目的に役立てるために何かの数量を測り(計測)、その結果をもとに望ましい状態に
なるよう操作・調整する(制御)ための技術。
センサーや回路を使うための電気・電子工学、動く仕組みを扱うための機械工学、プログラ
ミングで操作を自動化するための情報工学といった複数の工学領域にまたがる知識が必要。

エンジニアリング

エンジニアリング

実際に起きている課題に対して、何が望まれているか漠然としている状態から、望まれている目的が満足に果たせる方法の実現にまで導く技術。
知識だけでなく、アイディアを生み出す創造力、良いアイディアを選び取る判断力も必要。

計測制御システムエンジニアが活躍するフィールドはどこ︖

「計測」「制御」という言葉はあまり耳慣れないかもしれませんが、身の回りの機械は、今やほとんどすべてが計測・制御技術が使われているシステムです。これらを作る人たちは、皆、計測・制御システムエンジニアと言えます。

また、私たちの身近にある機械だけではありません。私たちの暮らしを便利にする工業製品は、世に出ていくまでに多くの人が関わっています。新しい技術を研究する人、研究成果をもとに新しい製品を開発する人、製品を早く・安く量産する仕組みをつくる人、製品を検査する仕組みをつくる人……これらの人たちは、「このモノに対して、どのようなことが起こっているのだろう︖」「設計通りに作れただろうか︖」「新しく作ったこのモノは、いままでのモノと比べてどれくらい良くなっているだろう︖」を明らかにするために、計測・制御技術を駆使します。人力で計測・制御するのではとうてい間に合いませんから、システムを開発して自動化を図ります。このような、モノづくりをシステムによる自動化で効率化できる人たちもまた、計測制御システムエンジニアです。

計測制御システムエンジニアのスキルを身に着けると、
どんな良いことがあるの︖

1990年代は、パソコンはひとつの会社に1台あれば良い方でした。現在は、パソコンを使わない会社の方が珍しく、パソコンスキルの有無が就職や給与に大きな影響を及ぼしています。今後は、パソコンを「使える」だけではなく、「使いこなす」ための情報活用能力やプログラミングスキルも含めたITスキルがビジネスの場面で役立つことが増えていきます。

IT人材と非IT人材の平均年収

計測制御システムエンジニアは、ソフトウェアだけを開発する一般的なシステムエンジニアと異なり、ソフトウェアとハードウェアをつなぎ、現実世界に影響を及ぼすシステムを創り出すことができます。
今後はIoT(Internet of Things: パソコンやスマートフォンだけでなく、自動車や家電といったあらゆる機械をインターネットにつなげる技術のこと)の普及により、そのようなシステムの需要はますます高まり、計測制御システムエンジニアの活躍の場はさらに広がることでしょう。
また、一般的なプログラミングスクールと異なり、ハードウェアを用いた計測・制御のプログラミングを教えられる機関は少ないため、なり手が常に不足しており、競争率が低いのもポイントです

計測制御システムエンジニアになるには︖

実は、大半の計測制御システムエンジニアは、未経験で就職した後に、企業でゼロから教えてもらうことがほとんどです。ですが、ゼロから一人前になり、安定した高い収入を得るまでには長い年月が必要です。

計測制御エンジニアのスキルは、全ての人に必要なものではありませんが、土台となる情報活用能力や論理的思考力はどのような仕事に就くにも必要な力であり、早くにトレーニングを始めるに越したことはありません。
エムセップでは、幼児から社会人までの幅広い年代を対象に、各年代に合わせた計測制御システムエンジニアになるための学習機会を提供します。計測制御システムエンジニアになりたい方はもちろん、将来の教養として考え方や基礎知識を身に着けたい方も、生涯にわたって学び続けることができます。