子どもの間違いは指摘しないでおくべき?その理由について解説

子どもがすくすくと成長してはいるが、これは違う!ということがかなりあるのではないでしょうか。
当然、大人から見て子どもの間違いは訂正してあげたいところですが、実際にその行動は間違いの可能性があります。
そこで今回は、子どもの間違いは指摘するべきなのか、指摘しないべきなのかについてお話ししますので、参考にしてみてください。
そもそもなぜ子どもは間違えるのか
小さな子どもと接しているときに、たくさんの言い間違いをしていることに気付かれるのではないでしょうか。
まずは、子どもが間違えてしまう理由について見ていきます。
子どもはまだまだ未発達な状態
まず、子どもがあらゆることに間違う理由として、成長が未発達ということがあげられます。
言葉やその物自体の意味を知らないと、言い間違えをするのは当然のことと言えます。
たとえば、トウモロコシをとうもころしと言ったり、ジャガイモをがじゃいもと言ったりします。
子どもの場合、発音のしやすいパターンで発言するため、言い間違いを起こしてしまうというわけです。
意外にも大人も言い間違いがある
間違いは子どもだけ、なんて思ってしまいがちですが、実は大人もたくさんの間違いをしていることに気付いていますでしょうか。
たとえば言葉で言いますと、全員(ぜんいん)をぜいいんと言ったり、店員(てんいん)をていいんと言ったりしているはずです。
それ以外では、シミュレーションをシュミレーションと言ったり、コミュニケーションをコミニュケーションと言ったりなども該当します。
なんとなく会話の流れで伝わるものですが、大人も子供以上に間違いをしているということに気付くべきです。
子どもが間違えてもネガティブにとらえないこと
失敗は成功のもと、ということわざがあるように、子どもの失敗は失敗ではなく成長と考えるべきと言えます。
私たちが子どものことを思い出してみてください。
何かしら間違いをしていたとしても、あとでしっかり理解したうえで修正を行ってきたはずです。
つまり、子どもが間違いをしていたとしても叱りつけることはしないようにするべきです。
なぜなら、ひとつひとつの間違いを叱ることで、子どもは失敗することを恐れるようになるからです。
大人で間違いがあれば色んな意味でダメージですが、子どものうちにたくさんの失敗をして自分で考えさせることを優先するべきではないでしょうか。
子どもにスマートフォンや電子機器を触らせるのは間違い
今は、スマートフォンが普及したことで1人に1台以上は持っているはずです。
そんなこともあり、街中を歩いていると小さな子どもが体の大きさに似合わないスマートフォンの画面を見つめている光景にでくわすことでしょう。
精密機器でもあるスマートフォンの操作ができると、賢そうに見えますし多くの情報が得られそうに見えますが、実はそんなことはありません。
視力が悪くなる
スマートフォンを子どもに利用させる大きなデメリットに、視力が悪化することがあげられます。
みなさんも、子どものころは視力が良かったのにパソコンやゲーム、スマートフォンを利用してから一気に視力が低下した経験をもたれているはずです。
とくにスマートフォンは、動画視聴などが簡単にできるため子どもの遊び道具としては最高のアイテムと言えます。
ですが、スマートフォンを子どもに与えすぎると、小さなうちから視力が悪化し将来困るようになります。
言葉の発達が遅れる
子守り時に、スマートフォンでYouTubeなどを視聴させることがしばしばあるはずです。
しかし、動画を視聴している間は、大半が無言になっているため言葉の発達が遅れる可能性があります。
つまり、スマートフォンの存在によって会話をする機会がかなり減るということです。
子どもはいちど興味を持ってしまうと、とことん夢中になってしまうためスマートフォンが大きな悪影響を及ぼす可能性があることを知っておきましょう。
子どもが間違いをしてしまったときにやるべきこと
では、子どもが何らかの間違いを見つけた場合は、何をしてあげるべきなのでしょうか。
間違いをすぐに指摘しないこと
まず、絶対にやってほしいことは間違いをすぐに指摘しないことがあげられます。
正直、大人でも間違いをすぐに指摘されたらイラっとするはずです。
それを子どもにしてしまうということは、知らず知らずのうちに子どもを傷つけてしまっている可能性があります。
間違いのたびに指摘をし続けてしまうと、子どもは失敗することを恐れ、行動しない人間になってしまいます。
親心からすれば、子どもの間違いはすぐにでも修正したいと考えてしまいますが、その行動自体が大きな間違いであることに気付きましょう。
叱ったり叩いたりしないこと
親は子どもに立派に育ってほしいと、強く思うものです。
それもあってか、教育に力入れすぎてしまった結果、間違ったことに対して叱ったり叩いたりすることがあります。
今のご時世のことも考え、叩くというのは絶対にしてはいけませんが、叱るという行為も子どもの成長を妨げる要因になる可能性があります。
子育てに完璧を求めないこと
子育てを完璧にしたい、という気持ちは誰にでもあるものです。
しかし、完璧を求めるがゆえに子どもに無理をさせてしまいますし、何より親でもある自分たちがしんどい思いをしてしまいます。
子育ては思っている以上にしんどいため、余計にしんどさが増してストレスに変わってしまう可能性があります。
大人の価値観を子どもに押し付けないこと
どんな人でも、価値観というものをもっています。
しかし、どんな価値観だったとしてもそれを子どもに押し付けるべきではありません。
それは世間一般から見て、間違った価値観の可能性があるからです。
いちど植え付けられた価値観を修正するのは、大人であっても非常に難しいものです。
間違った考えの子どもに育たないよう、自分たちの価値観を押し付けないようにしましょう。
ほかの子どもと比べないこと
他の子どもはできて、自分の子どもは間違えたりできなかったりすることがあるはずです。
子供の成長を思えば、この差は開いてほしくないと思うことでしょう。
しかし、同じ学年でも生まれた月も違えば住んでいる環境も異なるため、比べること自体が無意味だと言えます。
ですから、子供が間違えたりできなかったりしたとしても、他の子どもと比べずに自分たちのペースで育てるようにしましょう。
改善したらしっかりほめてあげること
子どもは、大小問わずに何らかの間違いを起こします。
ですが、そのときの気分で叱ってばかりいると、子どもは本当に成長しなくなってしまいます。
みなさんも、叱られてばかりの環境ですと精神的に疲れてしまうはずです。
ですから、どんな些細なことでもいいので子どもが何かをすればほめてあげるようにするべきです。
できなかったことができるようになってほめてあげれば、子どもも嬉しいですし、しっかり成長してくれることでしょう。
子どもの間違いのまとめ
小さな子どもは、大人がやらないような間違いをたくさんおこすものです。
ですが、間違えたからと言って怒るのではなく、優しく見守ってあげることが重要です。
また、間違いを修正できたときには、たくさんの愛情をこめてほめてあげることで、少しずつ成長して立派に育ってくれることでしょう。
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